あとがき
お読みいただきまして、ありがとうございました。
劇場版コナンを見ていたら楽しくなって、そんなことしてたらミステリーが読みたくなって、いろいろ読み漁っていたらこんな話を書きたくなった、というのが経緯です。原作コミックスを読み返したりもしました。楽しかったです。
それから「ゼロの執行人」の、「安室さんって彼女いるの?」「僕の恋人はこの国さ」というセリフがあまりに衝撃的だったので、自分なりに考えて解釈したつもりです。あれはつまり原動力の話だったのかなぁって思ってます。安室さんの寂しさや愛について、私が思うところを書けてすっきりしました。
ここからは、お話を考えるにあたって参考にしたりネタをパクったりした小説や映画を紹介します。
タイトルは、小泉喜美子さんの【殺さずにはいられない】という短編集から。表題作は、浮気男と元カノのあれこれについてのイヤミスです。
夢主のデフォルト名と各種設定は、赤川次郎の【スパイ失業】からほとんど頂いています。デフォルト名の苗字は、タイトルもいただいた小泉喜美子さんから。
海での事故に見せかけた殺人は同じく赤川次郎の【殺人よ、こんにちは】から。続編の【殺人よ、さようなら】もおすすめ。
柳広司の小説【ジョーカーゲーム】からは、スパイの極意を学びました。アニメにもなってますね。スパイは何があっても死んではならない、やすやすと秘密をもらしてはならない。だから、夢主ちゃんの口からはできるだけ語らせませんでした。決して細かい設定を考えるのが面倒くさかったからではありませんのですよ?
【007スペクター】マドレーヌ・スワンがボンドに渡された銃の弾倉と弾を抜くシーンが大好きなので、夢主にも同じことさせてみました。
【Mr. & Mrs. Smith】ド派手な夫婦喧嘩の仲直りの後、ひとつずつ秘密を告白するふたりが心底楽しそうだったので最終話で真似っこしました。
【レッドスパロー】では、冷戦時代のロシアのスパイ養成学校が出てくるのですが、あぁいうたぐいの訓練を安室も夢主も受けたのかもなと想像しながら書くのが楽しかったです。それから、夢主が母のために諜報活動に身を投じる決意をした心意気もこの作品から得ました。
「大人は打算で恋愛するもんだよ」は、学生の時に好きだった種村有菜の漫画から。【絶対覚醒天使ミストレスフォーチュン】だったかな?第1話の安室さんの銃のあれこれは【鳩子さんとあやかし暮らし】に同じようなシーンがあって大好きなので使いました。元ネタでは車が水没した時用のスパナでした。
どれもとてもおもしろいので、興味を持たれた方はぜひ手にとってくださいね。
お付き合いいただきまして、ありがとうございました!お楽しみいただけましたならば、幸いです。よければ感想など聞かせくださいね。
20190623